このように両者の視点から獲得したいパーセプションを逆算していき、それぞれに最適なソリューションを検討し、紡ぎ合わせることで施策を設計します。 生活者の継続的な購買、流通の継続的な配荷を起点に最良の①認知導線まで組み立てることで、効果の高い販促施策が実現できます。特に人口減少で新規顧客獲得効率が悪化している中で、いかに生活者一人一人の購買、来店意欲を高めていくか、という視点は非常に重要になってきます。つまり、これまで主流だった日販の異常値をつくる一斉的な施策から、購買起点で顧客LTV(Life Time Value)を高めていく販促施策へのシフトチェンジをしていく必要があると考えております。そして施策立案の重要なキーとなり、施策実施後のPDCAに必要な要素となるのが購買を中心とした生活者の行動データというわけです。 ただし、忘れてはいけないことが、最も重要なのは生活者の体験設計であり、データやソリューションはその設計を支えるパーツでしかないということです。