柿内――大本のデータを管理して、リンクさせたUIに必要な表示を出し分ける。スゴイですし、ありそうでなかった便利なサービスですね。
河野――ありがとうございます。以前は作ろうと思っても、カメラやセンサーが高額でしたし、ネットワークの構築にも多大なコストが必要でした。通信やAIの技術面でも課題が多かったのです。
しかし、テクノロジーの進化によってこれらの足並みが揃い、サービスとして完成させたことで、ユーザーに便利さを提供できるようになったのです。現在は、複数の飲食店を抱える東京駅のエキナカ商業施設や大手百貨店、宿泊施設等を中心に活用され、継続的に使っていただいています。
後述しますが、「空席情報」というソリューションのポテンシャルは高く、他のサービスや技術との連携に関する可能性も広がっています。画像やセンサーを組み合わせて取得した情報にAI分析を掛け合わせた情報をリアルタイムで配信できること、飲食店の複雑なレイアウトやオペレーションの変更などに柔軟に対応できることが、「VACAN」の独自性です。
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