この春、三井不動産、TBSラジオ、弊社の3社による共創プロジェクトとして「EAR WE GO!」という体験型ラジオの実証実験を行いました。
「EAR WE GO!」は、ラジオパーソナリティが街を歩きながら収録した音声を、リスナーの位置情報に応じて自動再生することで、まるでラジオパーソナリティと一緒に街歩きを楽しんでいるような体験を提供するサービスです。音声AR技術を活用することで、目の前の風景とトークが常にシンクロし続ける、「現実連動ラジオ番組」の実現を目指しました。
また、ラジオの持つ「双方向性」にも注目しています。ラジオは昔からリスナーからの投稿が盛んで、その投稿をパーソナリティが読み上げることで番組が形作られるという特徴があります。今後、「EAR WE GO!」でも、おすすめの店舗情報や街に関する個人的なエピソードをリスナーから投稿してもらい、それをもとに音声コンテンツをつくっていくような、双方向性のコミュニケーションを展開してみたいと考えています。市民参加型の街づくりのアプローチとしても面白いのではないでしょうか。