免疫力向上や肥満対策といった健康志向の高まりも、新型コロナウイルス感染症をきっかけに生まれた大きな変化の一つです。「高栄養・効能・低カロリー」をキーワードにした飲料が、各飲料メーカーから次々と販売されました。
・「伊然」
2020年2月に、乳業メーカー「伊利(イーリー)」は、牛乳由来のカルシウム96mgをとれるゼロカロリーのソーダ水「伊然(イーラン)」を発売。感染症研究の第一人者である、鐘南山医師の乳製品を多く摂る食生活が知られたことがきっかけで牛乳やカルシウムが見直されたことを受けて販売された伊然は、運動不足気味のカロリーが気になっている消費者に受け入れられました。
・「卡慕寧」
同じく2月、クルミミルクの販売メーカー「養元(ヤンユエン)」が、精神的な不安やストレスを軽減するクルミ飲料「卡慕寧(カームーニン)」を発売しました。卡慕寧は、「心のマスク」として大きな注目を集め、赤十字社を通して1,000万元分が病院や感染者の多い地域に寄付されました。
・「健消軽飲」「越光米稀」
江中食療は4月、サンザシ、山芋、陳皮、麦芽などを配合した消化促進に効果的な漢方飲料「健消軽飲(ジェンシャオチンイン)」、清代の「四臣神湯」を再現した茯苓、蓮の実などの成分が胃もたれなどを防ぐ「越光米稀(ユエグワンミーシー)」を発売しました。どちらもゼロカロリーで、在宅太り予防に適う漢方飲料となっています。
・「益原素」
3月末、茶葉メーカー「大益(ダーイー)」が初めて発売したのが「益原素」。ヨーグルト、納豆(中国産の大豆が多い)などの発酵食品が注目を集める中、発酵茶のプーアール茶に着目した健康飲料で、りんご4個分の食物繊維入りで腸内環境を整え、免疫力を高めることができるというものです。リッチテキストを入力してください
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