ナチュラル路線ではなく、モードやトレンドを取り入れたアイテムも増加。リサイクル容器「Loop」や、ユーカリの木を使った靴「オールバーズ」などは高いデザイン性で話題に
製造、流通、販売と、全ての面から徹底してエシカルに配慮する、といったことは、現状では難しいかもしれません。ただ、「出来る部分からエシカルに配慮しながら、魅力的なプロダクトを投じていく」という姿勢は、生活者に選ばれる上でも、企業・ブランドの意義や価値を高めていく上でも必要になってくるでしょう。
——エシカルに配慮する姿勢や、アイテムの魅力などを広く伝えるためには、どんな部分がポイントになるでしょうか。
大切なのは、その製品がのようにエシカルに配慮しているのか、取り組みの背景やストーリーなどを情報として発信していくことです。その上で、わかりやすく洗練された商品の見せ方や表現などを工夫していくこともポイントになるでしょう。
エシカルに関心の高い人々は「エシカル風のもの」に惹かれているのではなく、「きちんと理解して、納得できるものを買いたい」と考えています。率直で説得力のある情報発信によって納得や共感を得られれば、SNSなどでの発信力や影響力にも通じていくでしょう。エシカル専門のメディアも注目されています。
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