藤井――フルコトの場合は、まずB to Bにおける脚本家や作家のサポート役を目指して開発を進めています。例えば、ブレスト時の着想をAIがその場で一稿(最初の原稿)にまとめ、それを制作現場が共有し、肉付けや選別を経てクリエーティブを行うといったフローが考えられます。よく語られる将来像ではありますが、“人間とAIが共創する”イメージですね。
また、1 on 1のマーケティングにもより関わっていけると思います。昨今ではPRや広告のクリエーティブにおいても、個々のユーザーの好みや属性に合わせたパーソナライズ化や、共感が重要視されるようになりました。 いわゆる“マス受け”ではない、一人一人に向けた共感性の高いストーリーなどが求められる際の作成リソースを、AIが自動化によって埋めるといった展開も、多いにありえると思います。