ロボット活用の可能性を大きく広げるハプティクス(触覚提示)技術。中でも医療や製造業において、人の力加減、モノの感触、スキルの3つをデータ化して自在に扱えるようにする “リアルハプティクス®” と呼ばれる技術の普及が進んでいます 。
例えば、繊細な加工技術の力加減をデータ化して、ロボットに伝えて動作させることで、熟練工のリモートワークなどが可能になりました。さらには、感触のデータとARとの組み合わせによって、直接は触れなかった意外なものの触り心地が楽しめるエンタメなども登場しています。
感触やスキルのデータ化と活用は、私たちの仕事や生活をどのようにアップデートしていくのでしょうか。リアルハプティクスの開発と実用化を手掛けるモーションリブの緒方さんにお話を伺います。
※リアルハプティクスはモーションリブの登録商標です。
記者が触れているのがスポンジを押す側の機械。手前は操作する側の機械。2台は離れているが、押した側の感触のデータが操作側に即時にフィードバックされるため、スポンジがつぶれないように力加減をコントロールできる
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